症例57 奈良県北葛城郡河合町在住 50代男性
投球時の肘の痛み野球肘の症状
以前当院に来られていた患者様のご家族です。
毎週日曜日にソフトボールをされていて、最近ボールを投げる時に右肘の内側が痛むということでした。
日常生活にはさほど支障はないが1か月後にソフトボールの大会があるのでそれまでに改善したいというご希望でした。
投球時の肘の痛み野球肘の整体
「初回の整体」
初検時、右肘を曲げ伸ばししてもらうと左肘にくらべて重い感じがするとのことでした。
それに加え肩と手首の動きを確認すると動きの制限がありました。
ご本人は肩と手首には痛みは無いので悪くなっているとは気づいていなかったと仰られていました。
右肩から腕の筋膜や背筋にも張りがあり、上肢全体の動きが悪くなっていました。
施術はまず始めに背筋の緊張をとるのに骨盤矯正を行い、その後、背骨、右肩甲骨、右肩関節、右手首と矯正し、上肢の筋膜リリースを行いました。
そして、再検査をすると右肘の屈伸が軽くできるようになったと仰られたので、最後に右肘の微調整を行いこの日の整体を終えました。
「二回目の整体」
この回も初回と同じ施術を行い自宅でのセルフ筋膜リリースを教え、毎日行うよう伝えました。
「三回目の整体」
右肘の曲げ伸ばしの重さが無くなり、上肢の動きも良くなっていたので次回の練習でボールを投げてもらうよう伝えました。
「五回目の整体」
大会に参加することができ、右肘も痛みなく投球できたということだったのでこの回で施術終了としました。
投球時の肘の痛み野球肘の考察
野球肘でも初期で軽度の場合は肩や手首等が原因している場合があります。
重度になればなるほど肘の原因が大きくなってきます。
この方の場合野球肘でも初期で軽度だったので、肘にはさほど問題はなく、肩と手首の原因が大きかったようです。
施術も肩と手首を中心に行い短期間でスポーツ復帰することができました。
野球肘やテニス肘等の肘の痛みは肘のみを治療しても良くならないことが証明された症例でした。
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たけもと接骨院・整体院
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院長 武本昌史(柔道整復師)