症例131 北葛城郡上牧町在住 70代男性
永年の膝の痛みの症状
当院ホームページをご覧になり来られた方です。
元々は腰痛・坐骨神経痛の症状で来られ、これらの症状は良くなりその後もメンテナンスに来られていました。
メンテナンスに来られた時に、昔、登山をしていた時に傷めた右膝が最近強く痛み、散歩にも支障が出るということを訴えられました。
この方は毎朝ワンちゃんと散歩をするのが日課なのですが、歩くのも階段の上り下りも膝が痛み困るということでした。
永年の膝の痛みの整体
「整体1回目」
初検時、患側の膝を確認すると膝関節の曲がりも悪い状態でした。
ご本人は昔に傷めて病院での検査で変形性膝関節症と診断されて、もう良くならないと諦めているようでしたので
私の経験上まだ十分に改善する見込みがあることをお伝えました。
施術は足部、下肢全体、膝のリリースを行いました。
施術後に歩行検査をすると膝の痛みが半減していたので、続けて施術を行えば歩くのも階段の上り下りも大丈夫になるだろうとお伝えしました。
「整体2回目」
歩行時の膝の痛みはまだ残存する状態でした。
「整体5回目」
歩行時の膝の痛みは消失し、階段の上り下り時の膝の痛みは残存していました。
「整体7回目」
階段の上り下り時の膝の痛みも消失し、日常生活もほぼ問題なく過ごせている状態です。
たた、正座としゃがむ姿勢がきついということでしたので、現在はそこを改善するために施術を続けておられます。
永年の膝の痛みの考察
この方の場合は触診すると強度な膝の変形ではないと推察できたので、永年の膝の不調であっても日常生活動作が普通にできる程度まで膝の痛みを改善することができました。
膝は悪くなると膝周りの軟部組織(筋肉や靭帯等)が厚くなり固まってしまいます。
その結果膝の痛みが生じたり、可動域が狭くなったり、膝が反対側と比べて大きく見えたりします。
この場合は悪い状態の軟部組織の癒着を剥がしてあげる必要があります。
強度な変形性膝関節症でない場合はそうすることによって膝の痛みや可動域が改善することが期待できます。
ですのでこの方には膝の改善を諦める必要はないことを最初にお伝えしました。
膝の痛みについてはこちら
たけもと接骨院・整体院
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院長 武本昌史(柔道整復師)