圧迫骨折とぎっくり腰の類似点

症例142 奈良県北葛城郡河合町在住 70代女性

圧迫骨折とぎっくり腰の類似点の症状

当院ホームページをご覧になり来られた方です。
ご主人に付き添われてかなり痛そうに来られました。
お話をお聴きすると1か月前から腰痛が出て、病院で検査をすると椎間板ヘルニアと診断されたということでした。
その後腰痛が少し緩和することがあったが、最近腰痛が前よりもさらに強くなってきたということでした。

圧迫骨折とぎっくり腰の類似点の整体

「整体1回目」
初検時、仙腸関節(骨盤)の痛みを強く訴えられて、施術用ベッドに寝てもらうのも寝返りを打つこともかなり辛そうでした。
症状的には椎間板ヘルニアよりもぎっくり腰に似た状態でした。
慎重に検査しながら原因を探っていきました。
検査途中、背骨の圧迫骨折の可能性があると判断し、紹介状を書き病院に検査に行ってもらうことにしました。
1か月前にもレントゲン検査をしたということでしたが、ご本人とご主人に再検査の必要性を説明しました。
また、病院側から当院への検査報告の手紙が数日かかるので、検査結果が分かり次第電話連絡いただけるように付き添いのご主人にお願いしました。

その後、レントゲン検査で腰椎1・2番の圧迫骨折だったことが判明したので、自宅療養をされることになりました。
圧迫骨折は治癒後も慢性腰痛が残存することが多いので、その時はご相談くださいとお伝えました。

圧迫骨折とぎっくり腰の類似点の考察

今回のように高齢者(70歳過ぎから)の方の急性腰痛やぎっくり腰の症状で来られる方の場合は圧迫骨折との鑑別が重要になります。
圧迫骨折を急性腰痛やぎっくり腰と判断し、施術を続けることは施術者としては絶対に避けなければなりません。
また、レントゲン検査を最近していたとしてもすぐに圧迫骨折が写らないこともあり、
見落とす可能性もあります。
当院では高齢者の方の急性腰痛はまずレントゲン検査をしてもらうことをお勧めしています。

ぎっくり腰についてはこちら

 

たけもと接骨院・整体院
〒636-0073
奈良県北葛城郡河合町広瀬台3丁目6−3 アルプス 1F
0745-31-5702
院長 武本昌史(柔道整復師)

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