腫れが引いた後も続く足首の痛みの原因

症例94 奈良県北葛城郡三郷町在住 70代女性

腫れが引いた後も続く足首の痛みの症状

以前に腰痛で来られていた方です。
二か月前に右足首を捻挫し、腫れは引いたのにまだ右足首が痛むということでした。
病院の受診の有無をお聞きすると、病院を受診せずにそのまま放置していたということでした。
この方はフラダンスとヨガをされているのですが、ダンスの横の動きとヨガの正座の時に痛む状態でした。

腫れが引いた後も続く足首の痛みの整体

「初回の整体」
ベッドに横になってもらい右足を診ると右足関節がかなり拘縮(固くなる)しており、また、骨のズレがあり、前後左右回転方向の可動域制限がありました。
触診では骨折は無さそうで靭帯も修復されていたので、捻挫の後遺症である足関節の拘縮が原因で痛みを出していることを説明し、拘縮が解消され可動域制限が無くなれば足の痛みが消失することを伝えました。
施術はアキレス腱と足首の軟部組織を緩めていき、その後に骨のズレを矯正しました。
その後、歩行を確認するとかなり楽に歩けるということでした。
さらにこのサイクルを20分程繰り返した後、正座を確認すると痛みは残存するものの正座ができるようになったので、ここで初回の整体を終えました。
会計と次回の予約が終わり、帰り際にすごく歩くのが楽になったと喜んでおられました。
「五回目の整体」
右足の痛みも消失し、フラダンスもヨガの正座も問題なくできるようになったので、この回で治療を終了しました。

腫れが引いた後も続く足首の痛みの考察

捻挫や骨折で病院での治療を終了した後も、痛みが続く方は多く見られます。
その原因は骨や靭帯等の軟部組織が修復されても、関節拘縮が残っているからです。
関節の可動域制限がある状態で動かすと、可動域を超えてしまうので痛みが出ます。
また、痛みは無くても関節が固くなってしまうことも多くあります。
捻挫や骨折の最後には必ず関節を元の可動域まで戻す処置が必要になってきます。
この方の場合、受傷後病院での検査をせずにおられたということでしたが、受傷された場合は自己判断せずに必ず病院で検査をされるようおすすめします。
ただ、病院でのリハビリは関節可動域が完全に元に戻るまで行わない場合もあります。
もし、痛みや関節の固さが気になるようでしたら当院にご相談くださいませ。

 

たけもと接骨院・整体院
〒636-0073
奈良県北葛城郡河合町広瀬台3丁目6−3 アルプス 1F
0745-31-5702

院長 武本昌史(柔道整復師)

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