CM関節症(親指の付け根の痛み)と筋膜の関係

症例41 奈良県北葛城郡王寺町在住 60代女性

CM関節症(親指の付け根の痛み)の症状

この方はもともと腰痛、肩こりと左腕のしびれで来られていたのですが、これらの症状が改善し出すと、実は前からCM関節症(親指の付け根の痛み)があるということでした。
タオルを絞ったり、ペットボトルのフタを開けるような動作で痛みが誘発される状態でした。

CM関節症(親指の付け根の痛み)の整体

「初回の整体」
初検時、手を確認するとCM関節の部分が肥大し顕かな変形があることがわかりました。
ご本人には整体で変形した状態が無くなることはないが、痛みは変形があっても緩和することは可能であることをお伝えしました。
次に手と前腕の筋膜異常を検査すると拇指や小指と前腕の筋膜に異常を確認したので、その部分を筋膜リリースし、次に手首周辺の骨のズレもあったので調整しました。
その後、タオルを絞ったり、ペットボトルのフタを開ける動作をしてもらうと、痛みが緩和していたので、自分でできる筋膜リリースを教えてこの日の整体を終えました。
「二回目の整体」
痛みの程度が低くなっていたので、二回目も前回と同じ施術を行うことにしました。
手首には手根骨という小さな骨がたくさんあるのですが、この骨のズレがかなりあるのでここを中心に調整し、手部と前腕部の筋膜リリースを行い、その後タオルを絞ったり、ペットボトルのフタを開ける動作をしてもらうと、痛みのレベルがさらに下がっているということでした。
「八回目の整体」
その後も同様の施術を行い、今回で手首の骨のズレがほぼ調整されました。
手首の骨のズレが調整されると、CM関節の部分の痛みが消失したので治療を終了しました。

CM関節症(親指の付け根の痛み)の考察

病院等でCM関節症(親指の付け根の痛み)の治療はしているものの、改善に難渋することが多く、痛みで困っておられる方が多く見られます。
しかし、CM関節症(親指の付け根の痛み)は患部以外に痛みの原因があるのです。
前腕の筋膜は手首や指に繋がっているので、そこの筋膜の歪みが原因でCM関節や手根骨がズレてしまいます。
その結果、痛みが誘発されます。
CM関節症(親指の付け根の痛み)は的確に痛みの原因を見つけることができれば、痛みの緩和または消失させることは可能です。
CM関節症(親指の付け根の痛み)で困っておられる方はあきらめずに、ぜひ当院へご相談ください。

 

たけもと接骨院・整体院
〒636-0073
奈良県北葛城郡河合町広瀬台3丁目6−3 アルプス 1F
0745-31-5702

院長 武本昌史(柔道整復師)

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