症例156 奈良県生駒郡斑鳩町在住 60代女性
臼蓋形成不全の股関節痛の症状
ご紹介で来られた方です。
病院で臼蓋形成不全と診断されて左の股関節の変形性股関節症が強度になり手術をしたということでした。
1週間前から反対側の右側股関節が強く痛み出し歩くのも痛むということでした。
右側股関節も臼蓋形成不全と診断されているが股関節の変形がまだ強くはないので手術は必要ないという状態でした。
左側の変形性股関節症の手術後はヨガやピラティス等の運動を積極的に行っていたが最近まで大丈夫だったということでした。
臼蓋形成不全の股関節痛の整体
「整体1回目」
初検時、左の股関節の動きを確認すると屈曲内旋動作(靴下を履く動作をして膝を内側に入れる動作)で著明な疼痛と可動域制限が見られました。
施術はまず下肢の筋膜リリースと骨盤矯正を行ないました。
その後に股関節、足首と矯正していきました。
施術終了後に歩行検査と可動域検査をすると股関節の可動域増大と疼痛が緩和していました。
左の股関節はまだ改善の余地があることを説明しこの日は終わりました。
「整体2回目」
前回の施術後から歩きやすくなり疼痛も緩和しているということでした。
施術は前回と同じように進めました。
「整体3回目」
左股関節の疼痛は消失しました。
右の下腿部の張りを感じるということでしたのでここの施術をしました。
「整体4回目」
運動も再開できるようになり調子は良いということでした。
現在は定期的にメンテナンスに来られています。
臼蓋形成不全の股関節痛の考察
臼蓋形成不全は特に女性に多く見られます。
また、臼蓋形成不全は将来的に変形性股関節症になることが多いですが、今回の症例のように強度に股関節の変形が進んでいない場合は整体で痛みを緩和させることは可能です。
病院等で改善が進まない場合はご相談くださいませ。
たけもと接骨院・整体院
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院長 武本昌史(柔道整復師)