症例25 奈良県北葛城郡上牧町在住 40代女性
階段を昇る時とふんばる時の膝の痛みの症状
40代後半の女性です。
右膝が階段を昇る時と歩行時ふんばる時に痛みがあるとのことでした。
階段を昇る時とふんばる時の膝の痛みの整体
「初回の整体」
初検時、お話をお聞きすると変形性膝関節症に加えて先天性股関節脱臼があるとのことで、歩行検査ではかなり横ブレがあり歩きにくそうでした。
右膝関節はX脚変形し膝が伸びきっていなかったのでまず、膝がしっかり伸びることを目標に整体を行うことと、股関節の問題があるので、整体でどれくらい改善するかは予想がつきにくいことを伝えて、了承していただき施術を開始しました。
まずはじめに右足首の歪みを整え、下肢全体の筋膜リリース、骨盤、股関節の矯正を行いました。
その後、膝の調整を行い、最後にセルフ筋膜リリースを指導し自宅で毎日行ってもらうよう伝えてこの日は整体を終えました。
「二回目の整体」
下肢全体の筋膜リリース、骨盤、股関節と膝の調整を行いました。
「三回目の整体」
特に変化なし。
下肢全体の筋膜リリース、骨盤、股関節と膝の調整を行いました。
「四回目の整体」
少し動きやすくなってきたとのことでした。
下肢全体の筋膜リリース、骨盤、股関節と膝の調整を行い、足のむくみが強くあるので内臓疲労調整(心臓、腎臓、肝臓)を加えて行いました。
「七回目の整体」
階段の昇りと足を踏み込む動作が楽になってきたと仰られました。
膝の伸びも良くなってきているので自宅でのセルフ筋膜リリースの種類を増やしました。
現在は日常生活動作も以前よりは楽にこなせるようになり、整体を続けておられます。
階段を昇る時とふんばる時の膝の痛みの考察
この方の場合、先天性股関節脱臼という膝を改善させるのにかなりマイナスの要素があったので、最初の問診検査時にどれくらい改善するかは施術をしてみないとわからないことと、改善するにもかなり時間がかかることが予想されることを伝えて施術を開始しました。
当院では初めての方には最初の問診検査に時間をかけ、どれくらい改善できるかを予想して了承していただき施術に入らせていただいています。
ご本人の希望を聞かせていただき、当院ができることとできないことを伝え、過度な期待をかけないよう心がけています。
整体の現場では今回の症例のように予想外に早く改善される方もいれば、短期間の改善が予想される方も稀に難渋するケースが見られます。
このような理由から当院では最初の問診検査に時間かけることを重要視しています。
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たけもと接骨院・整体院
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院長 武本昌史(柔道整復師)