右肩のこりと頭痛の原因

症例97 大阪府岸和田市在住 40代女性

右肩こりと頭痛の症状

当院にメンテナンスで来られているクライアント様のご紹介で来られた方です。
岸和田市から当院までは遠方なので、受診するのを迷ったみたいですが、どうしても気になったので来られたということでした。
もともと右肩のこりがあったものの、二か月前くらいから特に酷くなったということでした。
頭痛と立ちくらみもあり、胆のうの疾患もあるということでした。

右肩こりと頭痛の整体

「初回の整体」
初検時、姿勢を観察すると右肩が上がっている状態で、右肩を引き上げると特に痛みが誘発される状態でした。
施術ははじめに骨盤の歪みを整えて、身体全体の捻じれを取り除いた後、右上肢の筋膜剥がしと肩甲骨の歪み矯正に背骨の矯正を行いました。
最後に施術の戻りを少なくするため、頭蓋骨矯正を行い右肩を引き上げる動作を確認すると痛みが消失していました。
生活指導と自宅でできる整体を伝え、この日の整体を終えました。
「二回目の整体」
歪みと痛みの戻りがありました。
施術は前回と同じことを行いました。
「三回目の整体」
少し痛みやこりが緩和したものの歪みの戻りはありました。
過去に右足首を傷めたことがあるということで、右足首の歪みがあったので過重が悪く右肩に負荷をかけている可能性があると判断し、ここを調整しました。
「四回目の整体」
この回は戻りも少なくなっていたので足首も肩こりの原因になっていたことが分かりました。
さらに他に残っている原因を考えた時に、胆のうの疾患の既往歴がある方でしたので、肝臓と胆のうの血流を良くする施術を行ないました。
すると残存していた、右肩の張りが消失しました。
「六回目の整体」
前回の施術からここまで歪みと痛みのが戻りがなく、生活できているということでした。
現在は肩こり、頭痛、立ちくらみも気にならずに過ごされています。

右肩こりと頭痛の考察

肩こりにもさまざまな原因があります。
また、原因は一つ二つではなくたくさんあります。
今回の症例のように筋膜、骨、内臓等の原因があり、肩周辺の筋肉を揉み解せばよいというものではありません。
整体の現場ではむしろ肩こりの原因は、肩以外に多くあると考えています。

肩こりについてはこちら

 

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